ペルーの治安 貴重品一式全部盗まれた日本人と会う その1
「南米は、マジで治安悪いから気をつけろ」
幾度となく言われたこの言葉。
基本的に、悪い噂の方が広がることが多いので、私は実際に行ったことある人の言葉しか信用しないのですが、南米は、実際に行った人もほぼ例外なくこう言っています。。
コワイヨ・・・。
ってことで、朝6時に、ビジネスクラスでペルーの首都リマに到着。
タクシーで市内まで行く途中は、見事なスラム街。
「この辺には失業者が多く住んでいます。失業はペルーの大きな問題です。」とは、運転手の談。
実際、日本人宿の情報ノートには、首締め強盗被害レポートと、泥棒宿(宿の従業員が盗みをはたらく)情報がいっぱい。。嫌な国だ。。。
町に出ると、町の中心部には観光警察と政府の重要機関がまとまってあるため、膨大な量の警官が配備されてます。
装甲車まで。。。
よって、とりあえずリマでは安全でした。
もちろん、こんなことをしなきゃいけないという現状がすでに大問題なわけですが。
そして、マチュピチュ行きの電車がでる町、クスコ。
ここで、貴重品が丸ごと入った荷物を、夜行バスで盗まれ一文無しになった日本人と会いました。
彼は以前、タイの夜行バスで、バスの中に入れた荷物に入っていた現金を盗まれたそうです。
バックパックの空け口に鍵をかけ、中の貴重品袋にも鍵をかけてあったにもかかわらず、その両方の鍵を開けられ、現金だけを抜かれてたそうです。
恐るべき、ピッキング技術。
そして、今度はペルーの夜行バス。
タイの出来事に懲りて、貴重品は全て車内に持ち込むことにしました。
荷物には鍵をかけ、頭の上の網棚に置き、チェーンロックをかける。
が、しかし、翌朝。
頭の上の網棚のバックの様子がおかしい。っていうか、自分のバックではない。
そう。チェーンロックで繋いでいたバックパックはナイフで切られて持ち去られ、チェーンロックだけが残っている状態に。。
しかも、ご丁寧に、同じ色の空のバックが網棚には乗っていたそうです。。
恐るべし、プロの仕事。
盗まれたバックには、現金、トラベラーズチェック、パスポート、クレジットカード、キャッシュカード、航空券、ガイドブック、その他諸々重要なものが全て。。。
南米ペルーで、完全に一文無しに・・・。
たまたま、日本人の人と一緒に行動していたため、お金を借りて何とかクスコまでやってきて、このあと首都リマに行き、パスポートの再発行などはできるようです。
しかし、ひとりぼっちだったら・・。と、考えるとぞっとします。
まずは、彼からのアドバイス。
・重要な荷物はひとつにまとめるな
盗難は、どんなに厳重に警戒していても、起こるときは起こる。
何かひとつが盗まれても大丈夫なように、お金やクレジットカードはひとつにまとめず、分散して持ち歩きましょう
・バス代はケチるな。
今回犯行が行われたのは、夜行の一番安いバス。このバスにはペルー人も沢山乗っていました。
犯行の手口から見て、犯人は何度もこのようなことをしているペルー人のプロだと思われます。
高級バスは観光客がほとんどのため、現地人はほとんど乗っておらず、存在がとても目立つ。その中で、こんな犯行を行うのは難しいでしょう。
高いバスに乗ることは、快適性だけでなく、防犯面から考えても価値があります。
・特に夜行バスは気をつけろ
夜行バスは当然真っ暗で、眠気で本人の思考能力も落ちています。
また、各バス停では真っ暗なまま人の乗り降りがあることもしばしばです。
今回の犯行も、明け方に止まったバス停で行われたモノと思われます。
夜行バスで寝るときは貴重品はしっかり身体につけて。
っていうか、出来たら寝るな。
もっというと、出来たら乗るな。
もりぞおさんも、これからは、ビジネスクラスのバックパッカーらしく、ハイクオリティなバスに乗って移動しようと思います。
あと、鍵式だけではなく、ダイヤル式の鍵も買った。
次回、盗難後の手続き編に続きます。
経験者にしか分からない、意外なことがたくさんありました。
- 関連記事